- 農業を始めたきっかけ
- 小学生の時には後継ぎになることが決まっていた
- 育てている主な作物
- サツマイモ
- 趣味・好きなもの、こと
- 学生時代はアニメサークルに入っていた。今もアニメ全般が好き
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武蔵小金井駅のほど近くで、代々農業を営んできた家の長男として生まれ育ち、子どものころから自然と「農家の後継ぎ」としての道を歩んできたという大久保勝盛さん。大学では東京農業大学造園学科に進学。父の代には公園整備などで需要の高かった植木園を営んでいましたが、時代の流れとともに転機が訪れます。
地域の保育園から「子どもたちに畑での体験をさせたい」という声があり、それをきっかけに畑の一部を体験農園に転換。チェーンソーと小さな重機を使って、植木を自らの手で少しずつ切り倒し、コツコツと畑を開いてきました。いまでは年間約30団体を迎える“さつまいも畑”として、親子や保育園の遠足などでにぎわう場所となっています。
ちなみに、どうしても一人では切れなかった大きなケヤキの木は今もそのままに。いまでは農園のシンボルツリーとなり、夏には大きな木陰をつくってくれています。
ご先祖は江戸時代初期、名古屋からこの地へ移り住み、自ら荒れ地を開墾しながら、江戸の町に作物を運んでいたそうです。やがて玉川上水が引かれ、中央線が通り、武蔵小金井のまちが形づくられていく中で、先祖が耕した土地を気に入り、暮らすようになった人たちが地域を支えてくれている。だからこそ「地域に恩返しをしたい」という思いが自然と根づいています。
そんな気持ちを胸に、地域の青年会議所(JC)にも参加。2014年には小金井の理事長、2017年には東京都代表を務めるなど、まちのイベントや人のつながりづくりにも力を注いできました。
趣味はアニメや漫画。大学時代はアニメサークルに所属し、コミケに出展した経験も。いまでも新旧問わず、いろいろな作品を楽しむのが日々のリフレッシュになっています。